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トライアルレース場でお客さんから質問でワイドホイールスペーサーの値段の違いは材質ですか?とよく聞きます。
タイヤ&ホイールとホーシングの間を結び、ワイドトレッド可する、いわば命を乗せてる重要パーツなので、疑問に思っている四駆乗りの方が多く、今回は当社のジュラルミンスペーサーついてちょっとお勉強タイムです。
●スペーサー(ジュラルミン)の写真は全て拡大可。
スペーサー全体写真

素材にアルミやジュラルミン、スチールと明記されていても、工業製品で語れば、同じ素材でも数えきれないくらい種類があり、品質により異なる事は誰でわかっていただけるでしょう。
素材と同じくらい重要な制作工程で、粗悪な製品を販売するメーカーが増えて、様々なトラブルをおこしているケースもあります。
当社の製品は何が違うのか、ここで分かり易く説明してみましょう。

断面ボルトなし

●ペニーレインが妥協しない
 こだわりの工程作業。

当社の場合コストがかかるがハブボルトをネジロック式で固定。ベーキング処理済み(ボルトに緩みにくいマイクロカプセルの接着剤付)なので、高強度を保ちます。 ホイール側からの衝撃を一番に受けるハブボルトを確実に抑えるので、大変緩みにくくなっています。
プライスの安いスペーサーの場合、コスト削減でスペーサー部分のタップ工程を省き圧入式でハブボルトを支えているだけなので、ひどい場合、ハブボルトが緩み衝撃に耐えれなくタイヤがはずれて転がっていくこともあるそうです。

断面ボルトつき
純正ハブボルト装着側は60度でテーパー、穴全体をWPC(サンドブラスト)加工により、面圧を上げ確実にホーシングとスペーサーを結びます。
イラスト1
●しくみ
左の図のようにスペーサーは装着し路面からの衝撃をきちんと受け止めないといけません。
イラスト2
●緩まないネジロック
衝撃で緩んだ場合、圧入式だとダメージを受けハブボルトが遊んだ時点で使用不可能になりますが、ネジロックの場合(緩むことはほとんど皆無)スペーサーを傷めず永久的に使用できます。
※正しく装着している場合。
ハブボルト

●ボルト
焼きいれ済のハブボルトは非常に硬く、多少の衝撃には問題ありません。
ただピッチの違うハブボルトを間違えてスペーサーに組み込むケースも多い様ですので、確実に確かめて下さい。

表面01 ●素材
無垢で巣(中にできる空洞)が100%無い素材を利用しているので、写真でもわかるように切断面は完全なフラットです。これによりバランスが良くなり、割れるなんてこともよほど無理をしない限りありません。

様々なレースシーンでテストした結果、この様にこだわった製品がペニーレインの安心できるブランドを表わしています。
表面02